今回は、このイラストができるまでの過程をお伝えしたいんですけど、いいですか?
いいですよ。
描くものを決める
みなさん!夏ですよ!というわけで、今回は夏らしい絵を描いていきたいと思います!
夏と深海を組み合わせた涼しげなイラストを目指したいです。
夏といったらお祭り、朝顔を思い浮かべます。
深海の暗さを夜空に見立てて、花火に見立てた朝顔を配置してみたり、チョウチンアンコウの提灯をお祭りの提灯にしてみたりと、色々考えていきます。
構図づくりと線画
ある程度ものシルエットを描いたら、ものがある範囲を塗りつぶします。
こうやって塗りつぶすことで、ものがあるところと無いところのバランスが一目でわかるようになるので、構図の調整がしやすくなります!
塗りつぶして、ここにも何か欲しいなと思ったところに塊を足したり、逆にここはいらないなというところを消したり、大きさを調整していきます。
次に細部を描き込んでいきます。
描いているうちに新しいアイデアが浮かんでくることが結構あるので、それを追加したりします。
塗り
人物を含めたものの塗り込みが終わりました。
今回は、逆光のイラストが描きたかったので、全体を乗算レイヤーで暗く塗りつぶします。朝顔は発光している感じにしたかったので、朝顔のところは消しゴムで削っておきます。
次に、後ろから照らされることでできるリムライトを加算・発光レイヤーで追加していきます。(加算・発光レイヤーは乗算レイヤーの上に作りましょう!)
一気に人物のシルエットが見えるようになったね!
最後に、先ほど加算・発行レイヤーで追加したリムライトや、朝顔などの明るいものの周りにぼんやりとした光をスクリーンレイヤーを使って追加します。(このレイヤーは線画レイヤーの上に作りましょう)
できたら、加工をします。
仕上げ、見直し
- 明るいところが画面上に集中してしまったので、画面下にも明るいところを作りました(右下の葉っぱ、朝顔のつぼみ)
- 深海をイメージしたイラストなので、水中にいる感じを出すために水泡を追加しました。
- チョウチンアンコウが目立たなくなってしまったので、リムライトを追加しシルエットを強調しました。
- 奥の方にあるイカ足を暗くしました。(背景の黒に溶け込ませていくイメージです!)画面内に奥行きを出すためです。
- かっこいいのでサインを追加
イラストは明るいところ暗いところ交互に繰り返すといいと言われています。(どっかで見た情報です)手前にある葉っぱを明るくしたのは、実はそういう狙いもあったんです…。ふっふっふ。
おまけのタイムラプスです!
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今回のイラスト同じように暗いイラストを描いた時のメイキング
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ー完ー
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